プレリュード(E−BA5)
タイミングベルト交換編

バルブクリアランス調整
まずは準備!
今回はリフトに乗せて作業です。

今回参考にBA5のB20AとCA3のB20A同じ形式ですが微妙に違いますねーBA5の方が初期が62年式ですから若干進化しているようです。
下の画像はプレリュードのデザインの関係でしょうか?
エンジンが大きく後ろに傾いてエンジンルームに納められてます。
逆にCA3のB20Aエンジンは若干前傾姿勢です。
左がBA5右がCA3!
同じ角度から撮影です。ヘッドカバーの見え方が全く違いますね!
  
さあ作業開始です!




まずは邪魔な補機類を外しまくります。
下回りはアンダーカバー。
上回りはクルコンのアクチュエーター、ファンベルト類、ヘッドカバーを外します。
いやー80000Km近く走ったエンジンなのにヘッド周りがピッカピカ!
オイル管理が良かったんですねー!
  




下からパンダジャッキでエンジンを支えてクランクプーリーを外し、エンジンマウントを外してタイミングベルトカバーを外します。
あとはテンションプーリーを緩めてタイミングベルトを外します。






下から覗くとこんな感じ!






今回はウォーターポンプも交換です。
ピカピカ新品が付きました!






新しいタイミングベルトを張って
あとは元に戻せば完成でーす!
今回は入庫時からエンジンのタペットの音が気になっていたのでついでにバルブクリアランスをチェックしたらケッコウガタガタ!折角なんでクリアランス調整しちゃいます。
エキゾースト側が0.18mmインテーク側が0.1mmに調整します。
なぜ?エキゾースト側のクリアランスが大きいかわかります?
それは燃焼後の空気が流れるのでエキゾースト側はインテークに比べると熱くなるんですね!そうなると熱膨張率も大きくなるので隙間を大きめに取って置かないとエンジンの暖気後に圧縮時にバルブが閉まらなくなっちゃうんですね!
コレじゃエンジン元気の基本!
良い混合気、良い圧縮、良い点火が崩れちゃうんですね!


調整方法は各気筒の圧縮上支点でIN,OUTの隙間を調整しますが、要はカムシャフトがバルブをリフトしてない所で調整すれば言い訳で!
めんどくさがり屋な私は
1番シリンダーの上支点で
1番のIN,OUT2番のIN、3番のOUT
4番シリンダーの上支点で
4番のIN,OUT3番のIN,2番のOUT
これで調整できます。
4回上支点を合わせるところを2回合わせれば全部のバルブクリアランスの調整が出ちゃいます。
作業後エンジン始動!
クリアランス調整の効果大!
エンジンの雑音は少なくなったし、吹け上がりも気持ち良くなった気がします!
しっかり混合気を吸って燃焼ガスをしっかり吐き出して
本来の性能を発揮できるってもんですね!

あともう一点前回のアクティの時もそうでしたが走行が少なくても年数が経ってるとタイベルは大丈夫そうですが、ウォーターポンプ廻りが水のニジミが出てますね!
15年落ち位のエンジンはタイベルとウォポンは交換しておくをお勧めしますよ!
ア〜〜背中が張る〜〜